112 10月31日

ちょいおすすめ。

 最近読んだ本でやたらと面白かったものがあるので、諸君にも紹介します。というか既に紹介したことがある本なので、もう読んだヒトもいるかもしれません。
 弘兼憲史著 『あえて誤解をおそれず』 朝の読書用の本として紹介して、教室に置いていた本です。どこがやたらと面白かったかというと、読みながら 「あるあるあるあるある・・・・・・」(←懐かしいフレーズだ、100人に聞きました!知ってるかい?)なんて共感できる部分がたくさん出てくるところです。が、これは会社や組織の中で仕事をしているヒトならではなのですが・・・・・・
 諸君にはまだわからないかもしれませんが、上下関係を含む集団の中で生活をしているといろいろなことが起きます。それをひとつひとつ 「どんなんだー!」 「こんなんだー!」 「なんなんだー!」 「そりゃいかーん!」 なんてやっていてもキリがないのでここでは省きます。まあ、そういった出来事をどういう考え方でクリアしていくか、また、どういう行動でクリアしていくか・・・・・・といったことが非常にわかりやすくかかれているのです。
 著者である弘兼さんは 「島耕作」 シリーズなどで人気の漫画家ですが、漫画家になる前は松○電器産業に勤務する、いわゆるサラリーマンでした。ん、なんだ?どこだ?なんて思わないでください。パ○ソニックといえばわかりますよね。そんな巨大企業に勤務していた時の経験などをもとに、漫画家ならではの細かな人間観察力で、痛快にわかりやすく 「弘兼流」 ともいえる処世術を教えてくれます。
 本体カバーにも抜粋されている本文の一部を紹介します。
 『誤解をする人間も、誤解をされたといって大騒ぎする人間も、ひょっとしてみな同じ 「ごまめの歯ぎしり」 かもしれない。本当に自身のある人ならば、たとえ周囲が誤解しようが、「いずれわかってくれるさ、ハハハハ」 で済んでしまうように思う。出る杭は打たれるというが、出すぎた杭は打たれないともいう。中途半端に出るから敵を作り、誤解されるのであって、出るときは、それなりの計算をして頭一つと言わず二つぐらい突出してしまうほうがいい』
 残り数ヶ月で諸君は卒業します。就職する者、進学する者、その他それぞれの進路で新しい人間関係を作っていかなくてはなりません。その時にきっと役立つのではないか・・・といったコトが盛りだくさんのこの本、何気に超お勧めだったりします。なんてったってサブタイトルが 「できる男の成功法則」 です。男だけに限ったことではありませんから、どーぞ読んでみておくんなまし。
 もしかしたら数十年後、「にっぽん丸」 に乗船できるかもしれませんっつーの。


アホか、気ぃ抜くな、気合い入れてがんばれ、ファイトやで

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