132 12月05日

かか、かんかんかんかん。

 試験2日目です・・・。試験に関係ないのですが諸君には関係のあるハナシをしましょう。
 漢字検定というものを知っていますよね。なにやらこの資格を持っていると結構役に立つらしい・・・ということくらいしか私は知らなかったので、いったいナニモノなのかとちょいと調べてみました。平成4年度に文部省の認定資格になったモノらしいのです。あー、それで私に認識がないのですね・・・・・・。私が中学や高校の頃はこんなモノはなかった気がします。検定といったら 「英語」 くらいしか知りませんでしたから・・・・・・。他にもいろいろとあったのでしょうが、おそらく私が認識していなかったのでしょう。また、それ以上に世の中がそういった資格関連を求めていなかったのでしょう。
 この漢字検定は、そういった面で考えれば、現在赤丸急上昇中ということになるでしょうか。実は漢字検定を持っているということで、入試の際に優遇してくれる高校・短大・大学が、全国で600校以上もあるのです。こりゃーびっくりです。
 そんなハナシをされてもチト遅いじゃねーかい!・・・と思わないでください。そりゃー進学希望者にはチト遅かったかもしれませんが、諸君を 「これから仕事をしていくヒト」 という目でみたら全く遅くありません。かえって早いくらいです。社員教育の一環として、漢字検定を導入する企業が増えつづけています。入社試験の時の評価対象にしている企業も増えつづけています。要するに、社会的に漢字検定が重要視されているということです。
 私が社会に出てから、もう十数年が経ってしまいました。国語教師というオモテムキの顔を持ってはいますが、私自身、漢字は書けないわ読めないわ、慣用表現は知らないわ、四字熟語ってなんざんしょ・・・ってな状態のままです。その時はわからなくても後になって、「しまった、さっきの言い方は間違っていたな・・・」 「あ、漢字間違えて書いちゃったかも・・・」 なんてコトは良くあることです。
 そして、こんな私からみても 「お?今の言い方はしないだろう」 とか 「あ、漢字間違ってる」 とまわりを見て感じてしまうのも、よくあるコトなのです。こういったことも、漢字検定が重要視され始めた要因のひとつなのでしょう。正しい日本語を使えない日本人が増えているのですかね・・・・・・マッタク悲しいことです。ヒトのコトはいえませんが。
 それでもって平成13年度の第3回漢字検定が年明けに行われます。今回は学校を挙げて全員で受験しちゃいましょう、ってー取り組みなのです。「えー、メンドクセー!」 と思うなかれ、全国の高等学校の実に7割が、学校を挙げて受験する、いわゆる団体受験校なのです。本校もナカナカにいいことをやりますよね。こんなにいい機会はありませんから、現在持っている人も持っていないヒトも目標級を決めて取り組んでいこうじゃーないですか。 
 私も受けられるのでしょーか?
 でもな・・・なんで日本語使う我々が日本語の検定のようなものをうけなきゃならないんだ・・・? 「時代の流れ」 のヒトコトでカタヅケてしまってよいのか・・・・・・


おばはん、ようがんばるなぁ、ゆっくりしとかんか?

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