134 12月07日

FromNY。

 昨日12月6日は本校の創立記念日でした。
 今日12月7日は中間考査最終日です。オツカレサマでした・・・って、まだ朝ですからもうちょいですね。
 明日12月8日はなんの日か知っていますか。ごくごく個人的になってしまうかもしれませんが、21年前の1980年、THE BEATLES(ビートルズ/英国のバンド/1970年に解散)の元メンバーだったジョン・レノンがニューヨークの自宅アパート前で、凶弾に倒れた日です。
 私が洋楽を聴くようになったきっかけがビートルズでした。小学校の時に5歳年上の兄がステレオで彼らのレコード(なんちゅー表現だ、今はコンポでMDという時代だからな・・・)を聴いていたのが始まりです。中学入学後は解散していたものの、好きなバンドのひとつになりました。4人のメンバーの中では、ベースギターを担当していたポール・マッカートニーが好きで、ジョンはあまり好きではありませんでした。
 何故好きではなかったのか、今考えてみると大した理由が見当たりません。私の周りのヒト達が皆ジョンのことを評価していたため、ちょっとヒネクレ者の私は、ジョンに比べて華やかなポールに興味を示したようです・・・・・・ん?何で華やかな方に興味がいくのでしょう?ミーハー(意味わかるかね)だったということですかね。
 だからといってジョンの音楽を聴かなかったというワケではありません。中学の時も高校の時も、寝ている時以外は楽器を抱えてレコード、カセットテープ、ラジオのどれかを聴いているか、MTV(ミュージックテレビ)を観ているか・・・ってなくらい、音楽にどっぷりつかっていた生活でした。ですから、聴こうとしなくても、ジョンの音楽の方から、私の耳に入ってきました。そしていつしか気になる音に変わっていきました。
 ジョンの訃報を聞いたのは御茶ノ水という街で、大学生だった兄のバンドのライブを見ていた時でした。メンバーの一人が 「たった今、ジョンが亡くなったというニュースが入ってきました・・・」 とマイクを通して我々観客に教えてくれました。当然のごとく会場はざわめきました。家に帰りニュースを見ると、自宅前で待ち伏せしていた男に銃で撃たれたということが、大々的に報じられていました。また、彼の奥さんがオノ・ヨーコという日本人ということも、国内の注目を浴びることにつながっていったようです。そんな中で、私には彼がいなくなったという実感がなかなかわいてきませんでした。
 12月も終わりに近づきクリスマスムード一色になる頃、いくつかあるクリスマスソングに混じり、彼の作った『Happy Xmas(War is Over)』が頻繁に流れるようになりました。その時になって初めて 「あぁ、もうジョンはいないのだな」 と実感がわいてきました。こみ上げるほどの悲しみは感じませんでしたが。
 あれから20年。肌寒い12月のニューヨークで消えた彼の曲が、肌寒い時期になると頻繁に流れることが繰り返されています。どう表現したらよいのか、うまくいえませんが、たとえようのないキモチになります。そして、この時期に流れるジョンの曲は、全てニューヨークから発信されているような気さえしてきます。いや、ある意味きっとそうなのでしょう。
 12月8日になるとAFN(AM810kHz)というラジオ局では、ほぼ一日中ジョンの曲を流しっぱなしになります。諸君も聴いたことのある曲があるはずですから、聴いてみてください。
 試験終わったんだから・・・・・・、英語放送だけどね。


アホやなあんた、なんで自分のこと信じられへんの

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