139 12月14日

思い出せ。 

 「他人に対するちょっかい」 
この言葉を聞いて諸君が連想するコトはひとつだと思います。昨年度から担任を持たさせてもらっていますが、諸君が連想してしまう程、関連したハナシをしてきました。
 過去に、「他人に対するちょっかい」 から発展して、最悪の結果になってしまった中学生の書いた遺書を紹介したこともありました。その時に諸君は諸君なりにコトの重大さを感じ取って、諸君の身の回りの出来事も含め、しっかりと考えてくれていましたよね。諸君が皆、今でもその時のキモチを持っていてくれているのであれば、「他人に対するちょっかい」 を出すヒトにはなっていないハズです。ところが悲しいかな、人間はモノを忘れる生き物です。その時のキモチを忘れてしまい、知らず知らずのウチに 「他人に対するちょっかい」 を出してしまっているヒトもいるかもしれません。だとしたら、なんて悲しいことでしょう、なんてカッコワルイことでしょう。
 たとえば42人のヒトが集まれば、42通りのモノの考え方があります。諸君ひとりひとりが、自分の中で 「アタリマエダヨ」 「フツージャン、コンナノ」 と考えているモノゴトの他に、41通りの受け止め方や考え方があるということです。
 「バーカ!」 という言葉を他人に言われて、なんとも思わずに自分の中で処理できるヒトもいれば、それに対して怒りを覚えたり、悲しみを覚えたりするヒトもいます。また、動作や顔が特徴的だからといって、真似したり小馬鹿にされても、相手にしないで処理できるヒトもいれば、それが原因でユウウツになるヒトもいます。てゆーか、相手がどう受け止めようがこんなことするほうが間違えています。相手のコトを考えずに自分達(こういうコトをしでかすヤツは、大抵複数でなければナニもできないヤツらだな)がその時楽しくすごせればいい、といった、軽率、単純、貧困、幼稚な考えで、「他人に対するちょっかい」 をしてしまうことが一般的なようです・・・・・・
 「他人を思いやるコトの出来るヒトになってほしい」 ここ最近言っていませんでしたが、昨年はよく諸君に向かって発していた言葉です。自分が同じコトをされたり言われたりしたらどう感じるか・・・・・・こんなことはちょっと考えればすぐわかることで、常に考えるコトが出来るヒトは軽率な行動や発言もしなくなりますからね。
 何故私がこんなことをうだうだと書いているかわかりますか。諸君にこういったことを再認識してもらう必要性を感じてしまったからです。進路が決まって試験も終わって、気のユルミ始めたヒトがいるようです。私の目に入ること以外、「コンナコトシテイル・・・」 「アンナコトサレタ・・・」 「ソンナコトユルサレナイヨ」 いろいろな話が耳に入ってきます。この時期に入ってなんというコトでしょうかね。
 要するに、他人のことを考えられずに、自分(たち)の楽しみのために他人を傷つけているヒトがいるということです。ああ、悲しいかな、思い当るヒトがいるはずです。
 気が付いてくれよ。


おまえはおまえでいいんちゃう?無理に変わろうとすることないで

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