152 01月21日

400CCいっときましょ。

 今年も献血シーズンに突入しました。
 献血シーズンって何?なんて思わないでください。年がら年中行われていますが、とにかく今は献血シーズンなのです。
 私が人生で初めての献血をしたのが、確か高校2年生の冬でした。地元の駅の改札口を出ると、見るもマブシイ笑顔をしたカワイラシイ女子高校生が、「献血おねがいしま〜す!」 と、道行くヒトにお願いをしていました。私と目が合うと、「あー、おに〜さん、けんけつ!けんけつぅ〜(はぁと)・・・」 と、攻撃をかけてきました。攻撃されたからにゃー受けてたつのが男ってーものです。「え?いいいい、今献血するともれなくキミが付いてくるんならやろっかなー・・・」 などという軽いジャブを放つと、「モチロンついてきますぅ〜(はぁと)・・・」 と、物腰は柔らかながら、中身は右ストレートを返してくるではありませんか。ノックアウトされた私は、横に彼女がいたにも関わらず、ちょっと不純な動機から、初めての献血にチャレンジするため、バスに乗り込みました。オトコノヒトって嫌ぁ〜ね。
 「はーい、腕だしてくださーい」 「ど、どっちですか?」 「じゃ、両方の腕を見せてくれますか?」 「はい」 「うわー、どっちも素敵な血管ですね。どーぞ血をとってくださいって言っているようなモノですよ、コレは」 「そ、そんなに素敵ですか?う、嬉しいです」 「はい、ちょっと痛いですよぉ・・・はい、ちっくーん!」 「っつーっ・・・」 「では軽く手を握ったり開いたりして・・・」 「こ、こうですか・・・にぎにぎ」 「あらあら、よく出ますねぇ、血管が素敵だから出方も激しいのね。にぎにぎしなくてもいいですよ」 「・・・・・・」
 それ以来、献血とあらばどっぱんどっぱん血を提供している私がいます。そんな私は今回も献血しちゃおうなんて思っています。
 んで、何故今が献血シーズンなのか・・・・・・コレは昨年度もハナシしたことですから覚えているヒトもいると思いますが、輸血に必要な血液の量は、年間を通してほぼ一定しているといいます。輸血には新鮮な血液が必要なのですが、冬場は輸血用の新鮮な血液が極端に少なくなるので献血のシーズンとなるワケです。
 私も含めて、いついかなる時に輸血される必要性が起こるかわかりません。風邪なんかひいてたまるかい!なんて思っていた私でさえ 「みゅるぅ〜」 としてしまうくらいですから・・・。そんな時に 「いや〜、悪いねぇ、今の時期は新鮮なネタがないんで輸血は我慢してくんねーかい?ん、代わりといっちゃーなんだけどさっき仕入れたばかりのビタミン剤なんてどーです?脂のってるよ。・・・いっちょいっときますか?え、駄目?そりゃそーだよな。あがり?おーい、あがりいっちょう!」 なんてコトになったらそれこそてーへんです。病院はお寿司屋さんではありません。
 そんなワケで、先日締め切った献血同意書は、まだまだ受け付けてくれるとのことです。理由があって出来ないヒトはともかく、出来るのであれば、献血しときましょーよ。ね!
 どどどっぱーん!献血は明日!
 あ、結局献血GALは付いてきませんでした・・・・・・当たり前だってーの!


おまえやったらできる

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