16 05月08日

進路を決めた時。第1回(後編、後輩N野さん、元アフロだってば)

 さて今日は前回の続きです。ここでもう少し彼の話をしておきましょう。私が入っていたのは確かにJAZZ研なのですが、必ずしもJAZZだけが好きなヒト達の集まりではないのです。バリバリにロックが好きだったり、早見優が好きだったり(古!)多種多様です。ちなみにN野さんはSOUL大好き人間だったような気がします。ですから、やっていたバンドもソレ系統で、好きなミュージシャンはJブラウンという、キング(というかキングコングだな)オブSOULなヒトです。かなり違うかもしれませんが、ミラーボール星から来たDANCE☆MANのようなオニーさんがN野さんです。

    ネチネチネチネチネチ、、、ねぶる、、、ネチネチとひたすらいやらしく「てめーはとって
   やったんだ」ふうに絞られるわけです。そんで冷や汗もでなくなった頃に「まあきみの日
   本史はすごい。」「いったいどこの参考書をつかったんだ?」と興味深く質問され、「三軒
   茶屋のゲラゲラとかいうまんが喫茶のマンガだよ!こんちきしょ!おいらの歴史観はお
   正月映画をみる感覚にちかいんだよ!」といいたかったが、「、、、特に使っていません
   、、。」と見栄を張っておきました。
    そんで今に至るわけですが、いま私は正しい日本の歴史というものを研究する立場
   にあるわけです。この逆説たるやなんたる皮肉でありましょうか。しかし動機はどうで
   あれ今の環境は厳しいですが満足できる物といえるでしょう。読み返すと、「あんた結
   果オーライでよかったよ。」みたいに受け取られるかもしれませんが、自己決定による
   プロセスに酔ってしまいがちな私はあくまでプロセス重視派です。
    はっきりいって酔ってました。ミラクルといわれた合格に。ざまーみろ。みたいな感じ
   で。しかし、私はこれからの研究活動に対してはこのような裏ワザは威力を発揮しな
   いということはわかっているので、再び自分が酔えるプロセスを積み上げていって、再
   び泥酔するために努力を続けることになります。
    学問に関しては地道にやるしかないでしょう。残念ながら。

    結局個人的感情で今の進路を決めたわけですが、ちょっとプロセスのほうを書かせ
   ていただきました。動機は最悪ですが、進学したいと思ってそうしたわけです。まあ、
   私ごときがいうのもなんですが、やっぱ泥酔のためのプロセスでしょう!
    んー幼稚だ。自己完結。

 というわけで、現在は学者のタマゴとして日々研究に励んでおられるN野さんです。
 「ちくしょー、やってやるー」という思いをばねに、ココまで出来るものなのですね、人間って。自分の目標を達成させる為に何をしてきたか、ということが大事なのでしょう。学ぶべきトコロは多いです。ありがとうございました。


目の前にいる人を笑わせてみよう。ほら、もう他人じゃないでしょう?

BACK