165 02月25日

カウントダウン開始。 

 残すところ5日間の高校生活となりました。
 この仕事に就いてから、ほぼ毎年こういった 「学級通信」 を書いてきましたが、毎日書く(とはいっても、諸君が登校する時だけだが)のは、今年度が初めてでした。何度か書き溜めをしたこともありましたが、結局は毎日何かを書いているといった日々が続きました。
 へべへべに酔っ払っている夜中に書いたこともありますし、朝起きてから慌てて書いたこともあります。テキトーに書いちゃえばいいやとか、昔の原稿もう一回使っちゃえと、ある意味投げやりな時もありました。私の中ではその程度の存在だったのですが、ここに来て結構存在がでかくなってきちゃいました。
 例年、担任を持ったクラスが終わりに近づくと、最後はナニ書いてやろうかな・・・といった感じでこの時期を過ごすのですが、今年は毎日書いている関係で、私の中では毎日がカウントダウンなのです。コレ書いている時はあと5日・・・次の号を書いているときはあと4日・・・と・・・・・・
 ここに来て残すところ5号しか書けない 「Positive」 がいとおしく思えてきました。くだらないコトなんか書かなきゃ良かった、もっともっとマトモなコトを書きゃ良かった、諸君のためになるコトを書きゃ良かった・・・・・・今さらこんなこと思っても仕方がありませんけれども・・・。
 家庭学習期間中、ナニがつまらなかったって諸君がいないのが一番つまらなかったです。夏休みや冬休みとは違い、学校は通常営業中です。諸君ら3年生がいないだけなのです。食券はフツーにあるし、他学年の授業だってフツーにありますから。ま、せっかくの休日なのに遊び相手がいない子供ってー感じでしょうかね。
 今日からの特別指導で、卒業にむけたココロをカラダを作ってください。今日は学校長講話、明日は車社会のヒトになるための交通講話です。んでもって私からも交通講話(にはならないか・・・)をひとつ・・・。
 先日、市内某所の知人の店(ここの娘さんは諸君と同じ高校3年生なのだが、夜遅くまで店を手伝う姿に毎度関心してしまう・・・)で食事をした帰りのことです。駐車場から出る私の前を走る車から、一瞬閃光が 「パシャッ」 ときました。「おお、なんなんだー?」 と思いながら前の車を見ると、帽子をかぶって襟を立てている、ナニヤラ怪しげな若者が3名乗っているのが見えました。こちらにむけてカメラを構えています。
 「なな、なんでフォーカス(コレは古い言葉となってしまった。写真週刊誌のカメラマンに思わず写されてしまうのをこう表現している時代があった・・・)されないといけないんだ?まったく・・・」 撮られて困ることもないし、大して気にもとめて無かったので、まいっか・・・と、帰宅しようとしたのですが、そういう目に遭う原因も理由も心当たりがありません。気持ちが悪いのでその若者に聞いてから帰ろうと思い、いやいやながら後を追いかけることにしました。ところがなかなか止まってくれません。それどころか気がつくと細く曲がりくねった路地をずんずん走っていきます。こうなるとコチラも意地になるもので、更に追いかける形になってしまいました。
 ・・・・・・やがて車が止まって運転していた若者とオハナシができました。短くまとめると、初対面の彼は、なんのことはなく単なる思い付きでやってしまい、嫌な思いをさせてスミマセンと謝っていました。コチラこそ追いかけて嫌な思いをさせてしまってスミマセンと謝ってしまいました。
 他人に嫌な思いをさせてしまうような運転はしてはいけないものだな、と再認識してしまいました。
 そういえば、その車に同乗していた残りの2人の若者は、なんだか見たことあるような顔でしたが・・・・・・
 諸君は明日の交通講話をしっかり聞いて、立派な車社会でのヒトになりましょうね。 


俺の前でしか泣いたらあかんで

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