18 05月10日

朝の読書・・・というか独所になってるね

 4月の半ばに「朝の10分間読書」が始まってから、結構よい時間が経ったと思います。号令をかけ、毎朝8時40分からのショートホームルームが始まり、再び号令をかけソレが終了します。回収物集めるとか、なんやかんやとごたごたしている中、少し間があって8時50分のチャイムが鳴ります。と同時に黙々と自分の手許の本を読み出す諸君・・・・・・
 朝の読書が始まった当初、8時50分と9時00分に号令をかけていたこともありましたが、号令はかける必要がないと判断しました。号令をかけること自体が、諸君の読書を邪魔してしまう気がしたからです。それでも現在は「ほら、チャイム鳴りましたよ」「はい、じゃ、おしまいね」なんて声はかけてしまってます。理想はこういった声をかけなくても、諸君が勝手に読み始めて、自然と1限の授業に入っていく・・・という形だと思うのですが。
 それでも待ちきれないのか、私のつまらない話に価値を見出せないのかどうかはわかりませんが、ショートホームルーム中から読み始めてしまうヒトが見受けられます。もちろん注意しちゃいます。だっていつも言っているでしょ、「ショートホームルームの時は一日で一番集中しなさい」って・・・だから手はしまって全員顔は私の方なのです。
 まあ、普段の授業の時もしっかりとチャイム席(懐かしい表現だな)が出来ていない諸君のことですから、理想への道は険しいと思います。がしかし!突き進んでいかせてもらいます。
 先日私が用意した何冊かの本を、積極的に読んでくれた後に「おもしろかったよー」と言葉をかけてくれるヒトが何人かいました。こういう言葉をかけてもらうと、「選んできて良かったな」って素直に思っちゃいます。次も探してみようなんて気にもなります。
 まだ慣れていないヒトもいると思いますが、間違いなくこの「朝の10分間読書」は諸君が卒業する日まで続きます。だったら早く慣れてさっさと自分の生活の一部として取り込んでしまうべきです。だってそーでしょ、一日約7時間の学校生活の中で、唯一、諸君一人一人が、自分だけの時間を過ごせる共通の時間なのですからコレは貴重です・・・・・・「読書」というより「独所」と言ったほうが適切かもしれません。
 この「朝の10分間読書」、単純計算でひと月約3時間の読書をすることになります。ひと月でコレだけ読書したことが今まででありましたか?(あるやい!というヒトはゴメンね)よくよく考えると、この「朝の10分間読書」ってものすごいコトになりそうです。いや、ものすごいコトにするのも、ただの無駄なコトにするのも、諸君と我々の心がけ次第ですかね。

 と、いうことで、私がこんだけ書いたのだから(勝手に書いてるんだろーが、しかも頼んでもないのに毎日毎日・・・というコトはいわない)諸君にもまた書いてもらいます。もちろんお題は「朝の10分間読書」。提出は14日(月)です。継続は力なり、チリも積もれば山となる・・・・・・といったトコロでしょうか。良いこと悪いこと、多種多様な御意見お待ちしておりますっつーの。 


温かみのある声で、ゆったりと心から話そう。喉からの、薄っぺらな声ではなく。

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