33 05月28日

進路を決めた時。第6回(前編、K山さん、高校教師)

 さて、週明け恒例(?)となったこの企画、今回は私のちょっとした知人の「はやひで」さんことK山さんのオハナシを掲載いたします。
 もともとどこでつながりをもったかというと、私が今の職場の前に一週間だけお世話になった、埼玉県の進学塾なのです。当時の彼は大学生、私はちょっとくたびれた二十代半ばの変態じじい。当時の記憶といえば、毎晩のように呑みに行っていたことしか残っていなかったりします。仕方がないなぁ、もう。

     こんばんは。はやひでです。
   私自身まだ将来の進路に向かっている最中なのであまり高校生と違わない
   と思います。ただ、私の場合は昔から教員になりたいというひとつの目標
   があって、それは絶対に譲れないし、妥協できないから何があっても頑張
   ることができるのではないでしょうか。
    細かいことはまた次回に譲りますが、私の通っていた高校は進学校では
   なかったので、浪人1年目の最初の模擬試験は偏差値が40ありませんで
   した。最初どころかその後もずっーと40前後でした。逆に、だからこそ
   頑張れたというのもあります。
    浪人初年度の夏に、今の偏差値ではどこも入れるところがないなあ、な
   んて思っていたときに、ふと、それだったら頑張って自分の成績をあげれ
   ばいいんだ!これってすごくあたりまえのことのようですが、あそこで私
   のレベルではいれそうな大学があったらきっと、その大学で妥協して勉強
   しなかったと思います。出遅れてしんがりからのスタートだったからこそ
   頑張れた自分がいるのです。
    
大学卒業後の進路も当初は教員になりたかったのですが、単位が足りな
   くて教員免許が取れず途方に暮れていました。が、教員になる前に一度民
   間企業で働いて社会勉強をしたいという気持ちが元々あったので、これは
   私自身が本当に教員になるために必要な試練なのだと思い、今の自分の状
   況を素直に受け入れました。大学に2浪して入っているので、もう一年大
   学に残って免許をとるということは全く考えていませんでした。将来教員
   になったときに絶対に必要だと思い、コンピューター系の仕事を選びまし
   た。正直なところ、高いお金をはらってパソコン習ってもそんなに身につ
   かないだろうけど、仕事にすればパソコンを覚えられるうえにお金が貰え
   るという安易な考えもありました。

 さて、今回も二回にわたってお伝えします。次も読むのだぞ。


本当に伝えたいことを口にして、口にしたことを本当に伝えなさい。ひとことひとことに、思いとエネルギーを込めるのです。

BACK