39 06月04日

進路を決めた時。第7回(M本さん、内緒?)

 さて、今回も現役高校教師の方のオハナシです。ちょっと短いのですが学ぶべきコトは多いのではないでしょうか。ちなみにこの方、諸君に結構身近だったりしてました・・・かな?

    「18歳の 矢印のようなつま先が 向く方向を 未来と呼べリ」

   うーん。高校3年生の時に何かで見た詩で7年経っても忘れずにアタマに残ってるん
   です。自分の目の前に果てしな〜い未来が広がっているような気がして、とってもワ
   クワクしたのを覚えています。現役高校3年生のみなさん、期待してますよ。

 高校3年生が7年前だというのはチト羨ましいです。私とは倍近く違います・・・。
上の短歌、作者が誰だか調べてみたのですが、私ごときの知識ではわかりませんでした。こういう「詩」のたぐいの解釈なんてものは千差万別で、「こうだ!」というモノはない(そりゃ授業で、「こうだ!」なんてやってしまうこともあるが、基本的にはどーでもいいと思っている。アレ?問題発言)のですが、私なりの解釈を書いてみます。
 『まだ18歳、大人に混じって地にしっかりと足をつけて歩んで行くのには、まだ頼りない小さなつま先だけれども、そのつま先は、未だ来ていない将来に向かって確実に歩んでいくつま先だ。目標持って頑張っていけよ』てなものでしょうか。
 こうして考えてみると、やはり高校3年生というのは、ひとつのキーポイントになります。進学、就職と社会へ出るための最初の選択をしていかなければなりません。今は木曜日から始まる中間考査のコトで頭がいっぱいかもしれませんが、一日、一日と諸君の未来へと確実に近づいているのですから。
 私の好きな「THE BEATLES」というバンドのラストアルバムに『LET IT BE』というのがあります。『LET IT BE=なるようになるさ』というこの考え方、時には必要な考え方です。世界を巻き込んで一世を風靡したバンドの最後にはふさわしいタイトルだと思っていますが、これから一世を風靡していこうという諸君には、あまりふさわしくない考え方ですよね。
 諸君には上の短歌のように「これからだぞ、これから、はっはっはー。楽しみだよな、今に見てろよー」というスタンスで未来を見つめていってもらいたいものです。そして人生の最後には『LET IT BE』でのんびりと余生を過ごす・・・・・・。
 なーんて良くないですかね。

 あ、THE BEATLES解散後もメンバーはガツーンガツーンとやっていましたよ。今でもね。


負けを認めよう。潔い敗北には、勝利と同じ価値がある。

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