45 06月12日

音楽のチカラ。

 昨日の話題とはうって変わって、今日は明るい話題でいこうと思います。
 「うずまき」という4人組のバンドを知っていますか。関西にも同じ名前のバンドがあるらしいのですが 、今日登場するのは、東京の「うずまき」というバンドです。
 恥ずかしながら、私が彼等の存在を知ったのは約1ヶ月前です。「今度ウチからCD出している伊藤サチってゆー女性ミュージシャンと、うずまきというバンドが足利でライブをやることになったからよろしくなー」という兄からの電話でその存在を知ったのです。
 根っからの足利モノではない私でも、全くこちらに縁のない彼等よりかはマシだろうということで、微力ながら、宣伝活動を引き受けました。そんなこともあり音源(CD)を送ってもらい、暇をみて聴いていたのですが、コレがまた良いのです。二者とも私の琴線(きんせんと読む、意味は調べてね)にビシビシと触れてきました。要はそれなりにファンになってしまったということです。
 そして先週の土曜日、ライブがありました。残念ながら伊藤さんは体調が芳しくないため来られなかったのですが、ナマで観た「うずまき」というバンドはCDなんか足もとにも及ばない程、ライブで素晴らしい音を出してくれました。
 メンバーはほぼ私と同世代、ぽっと出の、バックボーンの何もない、そんじょそこらのバンドなんかとは全然違います。長い経験と豊かな感性とバックボーンにある音楽と、そして酒呑みということに裏付けられた(?)、上質のバンドのライブがそこにはありました。「キモチのいいライブ」ってこういうことだよな、と再認識しました。
 歌詞もそう、アレンジもそう、たまに魅せてくれる各メンバーのコワザもそう、ほとんどの曲で聴ける絶妙のコーラスワークも・・・・・・何をとっても申し分ない程でした。当然、ライブ終了後の「打ち上げ@我家の座敷」での呑みっぷりも申し分ありませんでした。
 ギスギス、トゲトゲ、どよよーんとした話題がやけに気になるこのご時世に、言うなれば「好きなヒトと一緒にいきたいなー、そして明日からもフルパワーで頑張っちゃうぜ」と思わせるこの「うずまき」というバンドは、マジメにおすすめです。そりゃー見かけは諸君ウケする程カッコ良くはないかもしれませんが、音楽のチカラってそういうトコロじゃないでしょ、ヒトに何かを与えていくトコロにあるものでしょ。
 発売されているCDの帯に、あの忌野清志郎(RCサクセション)サンがふにゃふにゃの自筆文字でコメントを書いています。
 『うずまきはいいバンドだぜ。きちじょーじのマンダラあたりであいつらのライブみればわかるよ。俺がプロデュースしたらすげえことになるだろう。しかし、こんなバンドをどーやって売ったらいいのか今じゃ誰もわからないってことさ。ぽっと出の奴らは俺の話をハナで笑うだけというわけさ。ギョーカイというのはそんなものさ』・・・・・・ね。
 今月末には前橋、8月には伊勢崎でのライブが決定しているとのこと。北関東では知名度が低いかもしれませんが、都内ではライブハウスいっぱいになる程のバンドです。こころを洗いに行ってみてはどうでしょうかね。もちろん保護者同伴で・・・・・・。ぷぷっ。
 そんなこんなで、かなり精神的に癒されて、ヤル気マンマンになってしまったのでした。
 ね、音楽ってすげーだろっつーの。


人のやり方など関係ない。必要なことさえしてしまえば、あとは好きなようにすればいい。

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