47 06月14日

実習実習実習。

 実習中です。なにがって、教育実習中です。今年度は2名の本校卒業生が、大学の教育課程の授業の一環でやってきてます。先日もPositiveに書きましたが、私にも教育実習はありました。もちろん朝から帰りまで、担当のクラスの生徒と共に過ごしました・・・が・・・。
 実習先となった母校の中学校で、夜間警備のバイトをやっていたこと、毎年1年生が行く宿泊の自然教室に、補助員として参加していたこと、担当教諭は恩師でありながら、既に呑み仲間と化していたこと、実は前年度に一番早く教育実習を申し込み自己PRをしたつもりだったのに、留年してしまったので即座に断り、再度の申し込みだったこと・・・・・・そんなことが重なったため、ほとんど緊張感のないまま実習期間が過ぎていきました。
 「実習ノート」という、大学に提出するためのモノを毎日書いて、担当教諭に見てもらわなくてはならないのですが、「いーよいーよ、しっかりと書いてあるから・・・」なんて言いながら、確認の捺印欄に「よくできました」の文字があるうさちゃんマークのハンコを押してくれていました。最終日になり校長の捺印欄を発見、「あ”、コレ校長も見るんじゃないか。マズイ・・・」なんて場面もありましたっけ。
 当時の職員退勤時間は夕方4時半くらいでしたから、その時間を過ぎると毎日のように用務員室での飲み会に誘われます。教材研究(授業の下準備)そっちのけです。もちろんお酒大好きの私に断る理由なんてありません。その結果、民宿「保健室」での宿泊になる数名の職員・・・・・・私も泊まった日がありました・・・。ひどいハナシのようにもとれますが、教師の本音が聞けるまたとないチャンスでもあったわけです。今考えると、公表しちゃまずいようなハナシもありますね・・・・・・あ、私の勝手な思い違いだったかもしれません、というコトにしておいてください。機械警備主流の現在では考えられないハナシです。
 そんなこんなの教育実習でしたが、普段の授業では学べないモノを沢山学ぶことができました。そして、その時の経験は、もちろん今だって役立っています。
 あ、くだらないハナシが大いに入ってしまいましたが、なにが言いたいのかわかってくれますか。現場で仕事をするための準備として、こういった実習というモノはとても貴重なのだ、というハナシをしたかったのです。
 実は今回の教育実習と時期を同じくして、本校生徒も校外に実習に出ています。家政科福祉教養系の生徒達が、『ホームヘルパー2級』の資格取得を目指し、デイサービスセンター等の施設で実習を行っているのです。今後は在宅介護の実習にも行くとのことです。
 実際の現場同様・・・というか、そのものの実習ですから、失敗は許されないという厳しい面も持ち合わせています(教育実習だってそうだよな・・・反省)が、どうやら順調にこなしていっているようです。未来のヘルパーにとって、貴重な経験をしてくることでしょう。私もいつかは介護されなくてはならない身になってしまうのでしょうか。私にゃそんな気は更々ないのですが・・・・・・。
 こういった実習が実を結ぶかどうかは、実習に行くヒトのスタンス(姿勢)次第です。のんべんだらりとやっても実習は終了します。うっしゃー、ずんずんずずずんっ、とやっても実習は終了します。さて、いったいどちらのスタンスの方が実を結ぶでしょうか。こんなコト言わなくてもわかりますよね。
 諸君だって週に何時間も実習の授業があります。その辺のスタンスは大丈夫でしょうか。諸君は諸君の資格取得のため、ちゃんとやってくんないと困っちゃうぞっつーに。


感謝しなさい。人にできる限りのことをしてもらうためにも。

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