49 06月18日

わかるよね。

 諸君に毎年協力してもらっている「心のとも運動」のお願いに関する趣意書が、『社団法人群馬県手をつなぐ育成会』から我々のところに届きました。その趣意書の内容はちょっと細かいのでここで紹介はしませんが、諸君も含めた我々あての文書の一部を紹介したいと思います。

    私たちはすべての子供が明るく健康で未来がひらけることを願っています。
    知的障害のため特別の指導を必要とする児童は県内にたくさんおりますが、この
   人たちも能力にあった教育訓練をほどこせば、社会に自立することができます。人
   として生きる喜びと働く場所をあたえたいと、本会はいろいろ活動いたしております。
   つきましては今年も運動の一環として、鉛筆・シャープ替芯・消しゴム・シャープペ
   ン等の頒布をし、その益金を啓発事業などにまわしたいと存じますので、温かいお
   力ぞえをお願いいたします。

 去年は読みあげただけのこの文章ですが、今年はじっくりと読んでみてください。諸君や私が、当然のように日々の生活の中で行っていくことがあります。教育を受け、休みになれば遊びに行き、好きなモノを買い、好きなことをし、仕事をして給料をもらう・・・・・・どれもできて当然なことですよね。こういったことをやりたくてもできない状況にいる人たちの存在を、再度認識してほしいのです。
 生まれてくる時の、様々な生命の神秘のいたずらで、諸君のような「普通(?)」の生活ができなくなってしまう。諸君はこの事実をどう受け止めますか。誰が悪いわけでもなく、ひとくちに運命だ、などという言葉で片付けられることでもありません。つきつめていこうとすれば、この限られたスペースでは到底無理なことになります。
 昨年度Positiveを通じて、諸君には色々なことを考えてもらいました。今年度も4月から考えてもらっています。命の重さやいじめに関すること、人に対する思いやりや人の値うちまで、その他にもとにかく考えて認識してもらった物事がたくさんあった気がします。
 そんな諸君のことですから、今更私がうだうだ言わなくても、この主旨はわかってもらえると信じています。けれども鉛筆一本といえど、金銭がからみますから決して無理はしないでください。諸君ができる範囲での協力をしてくれれば良いと思っています。
 教室に置いてある熱帯ザカナの貯金箱(募金箱)だってアレだけ重たくなるのですからね。ハンパな小銭を集めてみてください。
 今週もガツーンと行こうじゃないの!


ひとつひとつの行動に意識を集中しよう。無意識に行動する限り、目標に到達することはない。

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