Z5002 08月18日

ぱしゃん、ぷはっ! 

 夏休みのとある午後、私はいつもの様に近所の市営プールに行っていました。最初は読書でもしながら過ごそうと通い始めたのですが、なんとも熱い(もう暑いってモードじゃないのね)ので、やっぱりプールにも浸かってしまうわけです。ま、そのプールがレジャー向きの変な形をしたプールであれば、ちびっ子達に混ざっておやじがプカプカと浮かんでいても違和感はないでしょうけれども、フツーの25メートル6コースの四角いプールだから困りモノなのです。ちゃぷんと浸かっているだけのおやじは違和感ばりばりです。
 仕方がないので泳ぐことにしました。高校にはプールがありませんでしたから、こういったプールで泳ぐのは23年ぶりです。クロールで泳ぎ始めました。「ぱしゃんぱしゃんぱしゃん、ぷはっ!ぱしゃんぱしゃんぱしゃん、ごぶぶぶぶっ!ぷはゎゎっ!」 息継ぎがうまくできません。10メートル程泳いだところで立ってしまいました。四角いプールから離れること23年、私はほぼ泳げなくなってしまっていたのです。いかーん!
 悔しいし、監視員のおにーさん達に、「あのおやじカッコワリー」 などと思われたくないので、再び泳ぎ続けました。そして25メートルに到着した私は、「ぜーぜー、ハーハー」 となっていました。更にカッコワリーおやじと化していました。そして復路25メートルをなんとか泳ぎきり(ちびっ子が遊んでいるので、何度か立たなければたどり着けない。ラッキー)、プールから出て本を読んでいました。
  「じりじり、じりじり・・・」 夏の日差しが容赦なく肌を照りつけます。仕方がないので、またプールに入るおやじ38歳です。「ぱしゃんぱしゃんぱしゃん、ぷはっ!ぱしゃんぱしゃんぱしゃん、ぷはっ!ぱしゃんぱしゃんぱしゃん、ぷはっ!ぱしゃんぱしゃんぱしゃん・・・」 なんとか息継ぎも出来るようになりました。しかしながら50メートル泳ぎ終わったところで肩があがっています。体力がないんだっつーの。
 その日は合計100メートル泳いだところでやめておきました。そして2日後、再びプールサイドの私です。太陽がほとんどみえないうす曇りの日だということもあり、ちびっ子は3人しかいません。ほぼ貸切状態です。こりゃー泳ぐしかありません。ちゃぷん、と浸かった後、ぱしゃんぱしゃんと泳ぎ始めました。進路を阻むモノがいないので、そのまま25メートル地点までノンストップで行き着きました。そしてもちろん 「ぜーぜー、ハーハー」 状態です。昨日以上泳いでおこうと思い、その日は合計200メートルを泳いだところでやめてやりました。
 そして今日の私がいます。今日の目標は300メートル、25メートルプール6往復です。読書をはさみ2時間の間に1回浸かるごと、100メートルを3本泳ごうと決めました。んで最後の1本なんかはもうクロールの腕を回すのさえ疲れちゃってやめちゃうくらい、体力消耗している私がいました。
 最初は読書と日焼けが目的で始めたプール通いですが、もう私のモードは変わっちゃいました。泳げなくなっていたのも悔しいし、自転車で通勤して体力は大丈夫だ、と思っていたくせに、ちょっと泳いだだけで肩あがってしまう自分も悔しいです。ですから、毎回100メートルずつ泳ぐ距離を増やしてやるぞコノヤロー!ってなモードです。
 まだ8月の半ばです。うーん月末にはどういった状況になっているのだろう・・・。うひひ。 


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