
前回は「もうすぐ年越し・・・」ということでお話しましたが、
今回は「『眉山』を読みました」というお話をしたいと思います。
あらためまして、このコーナー。
今年もどうぞよろしくお願い致します<(_ _)>
さて、「さだファン始め」として何をしようか・・・というわけで、
昨年末に購入していた「眉山」を早速読破しました。
最近は目ぼしい本を買っても積んで置くだけだったのですが、読み始めたら
ぐんぐん引き込まれて、気が付いたら数時間で読破していました。
遅読でぐーたらな私が、これだけ集中できたのは、ひとえに「内容の充実」のお陰です。
母と娘の関係。娘の年代。いろいろと自分の中に重なり合う部分もあって、
前作の「解夏」とはまた一味違った良さがあって、考えさせられました。
女としての生き方。芯の有る生き方って何なのかな?・・・と。
タイトルの「眉山」。
当初、ピンと来なかったのですが、徳島県ですよね。
偶然のいたずらというか、バスツアーに凝っていた頃。
7〜8年くらい前かそれ以前か、記憶に薄いのですが、北海道に行きたかったけれど、
ツアーの中止にやむなく選んだのが「明石海峡大橋を渡って徳島へ」というツアーだった
のです。
それで「眉山公園」へ行き、遠くに霞む吉野川河口付近を眺めてきたのです。
四国三郎の大きくうねった流れ。
坂東太郎も大きいと思ったけど、海に注ぐ河口は見る機会がなく、
そこではそれが記憶に残りました。
何か歌碑のような石碑の前で写真を撮ったのが残っていて、多分、眉山の名の由来でしょうか?
鳴戸のうず潮記念館にも行き、さださんの「遍路」という曲が脳裡にめぐっていました。
徳島市内のホテルに宿泊の際、早くチェックインが出来ずに「阿波踊り」の「連」の練習風景を
見る筈だったのが機会を逃してしまいました。
その時の仲居さんが折角遠くから来たのに気の毒だからと「男踊り」と「女踊り」の違いを
「触りですが、お見せします」と踊り分けて下さったのです。
それがその旅で一番印象深かったので、「眉山」を読み進むうちにそんな記憶もオーバーラップ
しました。
もう一つのキーになる「献体」の話もなぜか、私が子供の頃に父の従姉にあたる人のお葬式が
「献体」をしたために先になるんだと聞いたことがありました。
他にもそれにまつわる職場の先輩から聞いたバイトの話等、うっすらでも下敷きになることが
自分の中に用意されていたから、この作品を近くに感じられました。
「何」という具体的な言葉には出来ないけれど、後から後から心に響いてくる良い作品です。
余韻の心地良さを胸に、またもう一度読み返してみたいと思っています。
未読の方には「是非是非ご一読を!」とお薦めしたい虫が騒ぎ出している私でした。
こちらは涼樹流「さだまさしさんを勝手に応援するページ」です。
詳しい情報はほぼ期待出来ないと思いますが(^_^;)思いつくまま、
楽しみながらご紹介できると良いな〜と考えています。
「眉山」を読みました
さだファンになってからずっとお世話に成っています。
涼樹にとってはお姉さんのように温かいすずきけいこさんのホームページです。
特に掲示板が元気なサイトです。是非遊びに行ってみてください。
ほんわかと癒されますよ(^^♪