制限。

 何気なく呼吸している空気を制限されたらと思うとゾッとする。
 水にしても日射しにしても、そうだ。

 当たり前のものも「制限」されると途端に大切なものに変わる。
 その枠が広がったらどんなにいいだろうかと思うようになる。

 時間こそ「制限」という言葉と背中合わせにあるものもないのではないか?

 例えば、1時間にどれだけの事が出来るのだろう。
 
 ぼぉ〜っとしている間に過ぎている1時間もあれば、ノルマ消化に四苦八苦して、
 焦りながらとても足りない時間と感じる1時間もある。

 自分の時間。
 
 持てる内は気付かないけれど、次第にその時間が減り始めていると感じる。
 
 「自由」は「ごく限られた時間」

 或る意味「制限」という枠があるからこそ、有意義に感じられるものなのだ。
 
          
            

             半鐘(はんしょう)ヅル
 

 (5月22日更新)

 
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