「お腹が尖っているから、男の子でしょ?」
 
 偶然、出先で会った母の同級生の方にそう言われて、見れば確かにそうなりつつある
 私のお腹。

 男の子だとお母さんの顔立ちがキツくなるとか、冒頭のようなお腹の形が・・・とか
 いろいろあるようだ。
 
 それもまた、おもしろい。

 妊娠中でしか体験出来ない身体の変化を一つ一つ理解する中で、徐々にではあるが、
 母もこんな大変な思いをしてお腹に10ヶ月も私を抱えて、産み育ててくれたのだと
 思うと「子を持って知る親心」という言葉が自然と脳裡に浮かんでくる。

 今は足が浮腫んで縫いぐるみのようにパンパンに張り詰めているのと、
 大きくなったお腹が圧迫されるから、足の爪が切りにくいのと、
 靴下も履きにくい。
 おへそも皮を引っ張られて、元の形とは変わってきた。

 ところで・・・

 先日の秋篠宮妃 紀子さまの帝王切開出産を今年母となる私も
「どうかご無事で出産されますように」と願いながら拝見していた一人だ。

 ご誕生の報に、何故か安心して不意に涙がこぼれた。

 性別の希望はどの家庭にもあるものだとは思うが、どちらが自分たちのもとに
 授かったとしても、大切な命に何の変わりがあるだろうか。

 縁有って、私を親として宿ってくれた命に感謝して、残りの2ヶ月を大切に
 過ごそうと思う。

 


         


                 

 (9月14日更新)

 
 いろんなご意見をお持ちかと思いますので、宜しかったらメールをお寄せ下さい。

  ↓ こちらまでどうぞ
 
       


 HOME  前回のお話