自分の命について、考えたことがあっただろうか・・・

 「追い風だより」を申し訳ないほどの御無沙汰で更新させて頂いたのですが、
 思うところが多くて、考え過ぎてしまうほど考えているこの頃であります。

 生きたいと心の底から願い、明日も此処に自分が存在すると信じて、
 その命を燃やし抜いて、全力で駆け抜けていった従姉の生き方に、
 決して身びいきではないが、彼女の従妹で居させてもらえたことを
 誇りに思っている。

 とにかく、優しかった。
 お人好し過ぎるくらいに優しかった。

 自分が癌に苦しめられているのにも関わらず、見舞った私の息子を気遣って
 縫いぐるみの帽子をかぶり、ベッドの上で待っていてくれた。
 その耳を触らせて「ミッキーだよ」とにこやかに笑って、子供をかまってくれた。
 その12日後には、彼女がお星様になったことを伝えなければならなくなるなんて、
 どうして想像出来ただろうか。

 彼女が旅立って、悲しみは有っても、寂しさは感じて居ない。

 癌の怖さ。人としての生き方。
 いろんなことを教わった。

 だからこそ、婦人科検診(子宮がん・乳がん)は受けているし、
 不安から受診をためらう人にも、薦めている私なのだ。

 自分を大切にすることは、自分を取り巻く人たちの笑顔を大切にすることに
 繋がっていると信じているから。

 子供を持って、それを深く心に刻んで過ごすようになった。

 
(10月19日更新)

 
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