長らくご無沙汰致しておりましたが、漸く帰って参りました。

 お待たせしてすみませんでした。どうもありがとうございます。

 当初の予定を大幅に遅らせての退院になりましたが、杖を突いての歩行を取り戻せました。

 一口に言ってしまえば「大変だった」に尽きます。

 籠に乗る人担ぐ人 そのまた草鞋を作る人

 まさにそんな言葉を実感した三ヶ月(1/4年)でした。

 掛かり付けの先生に紹介状を出して頂いた事から出発して、子供の幼稚園関係で
 動いて頂いた方々、病院の担当の先生、リハビリテーションの先生、看護師さん達に
 その他の病院のスタッフの方々、それに痛みを分かち合えた患者仲間の方々、
 そして、近しい友達に家族、親戚等。沢山の方にお世話になりました。

 一人の入院がどれだけの方に支えられていたのかが、こうして振り返ってみると
 本当に実感できます。

 私と言う人間はとても不器用で、特に人と向かい合うことは苦手だったのに、
 入院生活を特別に苦しいとも、辛いとも深く悩まずに過ごせたのは、恐らく、
 巡り合わせの不思議だったのかもしれません。

 辛いときこそ 笑おう!

 それがいつの間にか私の入院中のモットーと変わっていきました(笑)

 嘆いて過ごすのも、笑って過ごすのも、同じ一日であるなら、
 笑っていたほうが良いと思って過ごしてきて、ポジティブに乗り越えてこられたと
 いう気がします。

 一種の暗示かも知れませんが(笑)

 勿論、私一人だったら、それは叶わなかったことです。

 人の温かさに触れられるのは、こんな窮地に立たされた状況だからなのだろうと
 感じました。

 よく「人の痛みが分かる人になる」と言うけれど、それは本当の痛みを知らなかったら
 理解出来ないことだと思います。

 心の痛みを理解できる人になるのが、理想です。

 病を全く経験せずに人生を全うする方は殆ど居ないのではないでしょうか?

 越えられない難は来ない。

 普通の人の2倍の手術だと聞いたのですが、堪える時間は二箇所でも一箇所でも同じなので、
 無我夢中のうちに過ぎました。

 その一番辛い時にささやかな事だけれど、笑顔で励ましてくださった方が居ました。

 私も笑って頑張らなきゃ!という気持ちになりました。

 来年は今年の手術の総仕上げが待っています。

 このサイトをご覧になっている皆様の中にも、闘病されている方がいらっしゃると思います。

 どうか無理をし過ぎないように、自分の身体をいたわりながら、頑張って下さい。

 ここで、私も応援させて頂きたいと思います。
 
 来年はきっと、良い年になりますよ!

 今年は大変だったけど、私にはかけがえの無い時間に溢れた年でした。

 皆さんも良いお年をお迎えくださいね。
 

 
(12月10日更新)

 
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