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厳選地酒、銘酒、本格焼酎、国産ワイン

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〒326-0823 栃木県足利市3-20-21

矢野喜雄さんココファームワイナリー・「ココワイン」醸造元勤務


「日々是挑戦」

矢野喜雄さん

1950年代、中学校の特殊学級の生徒たちが足利市田島町の雑木林を開墾して葡萄を植えました。
それから半世紀、葡萄の木々は、まるで大昔からずっとそこにあったかのように斜面に佇み、四季折々たくさんの人々の笑顔を迎えます。
僕たちが、日々この山を見上げるとき、名もなき生徒たちが成しえた坦々として偉大な仕事に心を打たれます。 富や名声に依らず、純粋な魂に支えられた仕事。

こころみ学園の園長は言います。 「消えて無くなる物にこそ渾身の力を注げ」。
ワインは飲めばなくなります。でも、飲んだ記憶・・・誰と飲んだか、どこで飲んだか、そのとき嬉しかったか、哀しかったか・・・は、心の中で永遠となり、人生の味わいへと昇華します。
そうして、人の記憶もまた、時とともに熟成します。
ワインのように。
飲ンジャーレ、カンターレ、アモーレ!


野うさぎの走り。
「かめ」で酒母をつくるなんて、「うさぎとかめ」を連想します。
亀の地に足ついたところ、うさぎのスピード感がこの焼酎のキャラクターかなと思いながら開けてみる・・・。

香りは、かめ由来か、熟成したニュアンスを漂わせる。
少年の頃忍び込んだ土蔵、あのしっとりした土の匂いと触れると冷やっとするような涼感。
井草や干草を思わせる香り、季節のせいか桜の花を想像する香りもあった。
口に入れると、そのボディのまるさに驚かされる。ワインの世界で蒸留酒と言えば、グラッパやマールであるが、
それらを飲んだときと同じような柑橘系果実(グレープフルーツ?)を感じる。
そして、アルコールの甘さが心地よく長い余韻を引く。地に足ついた土っぽさと口あたりのスムースさ、
やはり「うさぎとかめ」でした。

イタリア北東部フリウリ・ベネチア・ジュリア州にかめでワインを仕込む生産者がいます。
名は、グラヴナー。かめ壁面の凹凸に微量に存在する酸素がワインに適度な丸みとしなやかさもたらします。
「野うさぎの走り」にも同じものを感じました。
ご馳走様。


○○○へのこだわり

矢野喜雄さん

野うさぎの走り
(宮崎県高鍋町・黒木本店)


■原材料 /もち米、米、米麹
■アルコール度数/37%



矢野喜雄 プロフィール

栃木県足利市にあるココ・ファーム・ワイナリーに勤める醸造家。
アシスタント・ワイン・グローワー。





店舗イメージ

shop info.店舗情報

岡崎酒店
〒326-0823
栃木県足利市朝倉町3-20-21
TEL.0284-71-1502
FAX.0284-71-1585

営業時間.午前9時〜午後7時30分
定休日.月曜日