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開催中の展覧会EXHIBITION


生誕110年 香月泰男 展
 

2022年4月5日(火)~5月29日(日)

開館時間:午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)
休館日:月曜日、5月6日(金)
観覧料:一般710(560)円、高校・大学生500(400)円、中学生以下無料
( )内は20名以上の団体料金
*各種障がい者手帳をご提示の方とその付添者1名は無料となります。
*「あしかがいきいきパスポート」をお持ちの方、および両毛広域都市圏内にお住まいの65歳以上の方は無料です(住所・年齢を証明できるものをご提示ください)
*第3日曜日「家庭の日」(4月17日、5月15日)は、中学生以下のお子さまを同伴のご家族は無料となります。

主催:足利市立美術館
監修:山口県立美術館、香月泰男美術館
協力:公益財団法人足利市みどりと文化・スポーツ財団、一般財団法人おもい・つむぎ財団



香月泰男(1911~74)は20世紀中葉の日本美術に大きな足跡を残した画家です。香月は現在の山口県長門市三隅に生まれました。1934年、東京美術学校在学中に国画会展に初入選し、画壇デビューを果たします。
 考え抜かれた構図により少年や静物が逆光のもと描かれた初期作品は、みずみずしい抒情を湛えています。画家として順調なスタートを切りましたが、さらなる展開を目指す矢先、戦争に駆り出され、終戦後シベリア抑留の憂き目に遭います。1947年帰還、以後故郷を離れることなく画業に専念しました。
 戦後は、戦争と抑留体験が主なモチーフとなりました。57点に及ぶ「シベリア・シリーズ」は生涯の代表作です。戦争の惨禍と苦しい抑留生活の記憶、死者への鎮魂の思いが暗い色調と重厚なマチエールによって画面に込められました。ただ、注意すべきは、時たま明るい色彩が現れることです。それらの中には、生きる希望が色彩となって澄んだ光を放っているものもあります。色彩は初期の作品と通じるものです。晩年の香月には色彩への回帰が認められます。通例、「シベリア・シリーズ」は召集から帰還まで時系列に沿って展示されてきましたが、本展では制作年順に配置し、徐々に明るくなる画風の変遷を追います。
 本展は各年代の代表作をはじめ関連素描など約150点で構成されます。「シベリアの画家」にとどまらない香月の多彩な全体像を紹介し、初期から晩年を貫く本質に迫ります。



前期・後期で展示替えがあります。
【前期】4月5日(火)~5月1日(日)
【後期】5月3日(火・祝)~5月29日(日)


展示替えの情報は、以下のリンクページからご確認いだけます。
→展示替えリスト

出品作品は以下でご確認ください。
→出品リスト-1

→出品リスト-2
→出品リスト-3
→出品リスト-4


《草上》1950年 香月泰男美術館蔵



《〈私の〉地球》1968年 山口県立美術館蔵



《兎》1939年 香月泰男美術館蔵



《青の太陽》1969年 山口県立美術館蔵



《波紋》1943年 香月泰男美術館蔵



《1945》1959年 山口県立美術館蔵



《電車の中の手》1953年 香月泰男美術館蔵



《公園雪》1971年 島川美術館蔵


《雪の朝》1974年 香月泰男美術館蔵


【関連プログラム】
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、中止および内容の変更をさせていただく場合があります。どうぞご了承ください。当館ウェブサイトで最新情報をご確認ください。

■開催記念対談「香月作品の魅力を語る」終了しました
講師:土方明司氏(川崎市岡本太郎美術館館長)×小山登美夫氏(小山登美夫ギャラリー代表)
5月3日(火・祝)14:00より
会場:多目的ホール
定員:30名

参加無料です。参加ご希望の方は電話(0284-43-3131)にて足利市立美術館までお申込みください。定員になり次第締め切らせていただきます。
*展覧会をご覧になる際には観覧券(高校生以上)が必要です。


学芸員によるギャラリートー

4月23日(土)、5月22日(日) 各日14:00より
展示室にて行います。予約不要です。
*参加ご希望の方は本展観覧券をお持ちの上、美術館入口受付前にお集まりください。


学芸員による鑑賞ワークショップ 終了しました
日時:4月17日(日)14:00より
小学生~一般
展示室にて行います。予約不要です。
*参加ご希望の方は本展観覧券をお持ちの上、美術館入口受付前にお集まりください。



特別展示(同時開催)

髙木勇次・原田平治郎


*観覧無料

足利市立美術館
Ashikaga Museum of Art

〒326-0802
栃木県足利市通2-14-7

TEL 0284-43-3131