明治20年1月2日より開店の旨の広告です。縦16cm×横19cmの和紙に印刷されているもので、知り合いの古書店からいただいたものです。候文のためよく読めませんが、”兵庫縣時計師の元村政次と云う方が、山口縣内に開店(住所記載)したので、一層勉勵し迅速を旨とし、廉価にしますので四方諸君ご用命下さい。”との内容です。

 上記同様、明治〜大正の候文の広告です。和紙に印刷されているものですが、下が透けて見える程薄いものです。縦25cm×横35cmのもので、この名古屋の後藤商店は、懐中時計の他、貴金属等扱っていたようです。レコード盤式の初期ラッパ蓄音機は、平円盤発声器と云ったようで、発声(音)が明晰(良く)笛・鼓・三弦・太鼓等真物と異なる所なし、と記しています。

時計の広告