オランダゆかりの物事典

ニュージーランド

大航海時代の世界地図

意味・解説

ニュージーランドとは、南太平洋に位置する、オーストラリアの南東にある島国。北島と南島の2つの主要な島からなる国で、首都はウェリントン。

美しい自然や豊かな文化で知られ、世界中から多くの観光客が訪れる。

オランダとのつながり

オランダ人の探検家アベル・タスマンが、オランダ東インド会社の指示で行った航海で、初めてこの島を発見したとされる。

「New Zealand(ニュージーランド)」は、オランダ語の「Nieuw Zeeland」を英語にしたものです。

オランダのゼーラント地方に似ていたので「Nieuw Zeeland」(新ゼーラント)と命名され、後にイギリス領になって「New Zealand」に改名されました。

アベル・タスマンは、オランダ東インド会社(VOC)で活躍したオランダ人の探検家で、当時のVOCは多くの探検家を送り、未知の地域を探索し、地図の作成や地理的な知識の向上を行っていました。

VOCはアジアでの貿易を目的に設立され、世界初の株式会社といわれています。ヨーロッパで需要が高かった香辛料などの貿易で大きな利益を上げ、海上貿易の覇権を握り、長い間ヨーロッパ最大の商業企業として繁栄しました。

その後は衰退し解散しますが、海外領土の支配と貿易活動を組合わせたビジネスモデルと貿易ルートの開拓は、東南アジアや世界の歴史に大きな影響を与えました。

オランダの歴史の概要とは