畳表の選び方 of 足利・ほしの畳店

畳表の選び方

畳はどう選べば良いのか分からない。
失敗しない選び方を教えて欲しい。
そんなお客様のために、失敗しない選び方のコツを教えます。

その1:畳表の見本は実物で

写真だけでは分かりません、実物でもカットサンプルでは判断しづらいものです。
畳屋さんに畳表1畳分を見せてもらうようにしましょう。

その2:複数の畳表を見比べます

1枚だけを見せてもらっても、どこがどう良いのか分かりません。
2〜3種類の畳表を比べると違いが見えてきます。

その3:草の長さを確認します
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畳表に使われるイ草の長さを比べてください。
(右の写真を参考にして下さい)
正味使う分から左右に伸びたヒゲ状の草の長さが長いほど良いものと言えます。
この部分が短いもの、元からばっさりカットされている、あるいは茎と穂先が同じ長さにカットされているものは避けて下さい。
後二点は中国産によく見られます。

その4:イ草の織り込み密度を確認します

1センチあたりどのくらいの数のイ草が織り込まれているか見て下さい。
畳表の中央よりも端の方が違いが分かりやすいです。
藺草の品種の違いで、必ずしも数が多ければ良いとは言えませんが、良し悪しを比べる参考になると思います。
また、織りが揃っているか、ムラが少ないか、なども確認します。

その5:畳表の肉厚を確認します

表の長辺の端を二つ折りにして握ってみて下さい、厚みと腰の違いが分かります。
もちろん厚みや腰のある方が長持ちします。

その6:畳表の色味を見ます

色むらが無いか、端が白っぽくないか、赤い草や黒ずんだ草が混じってないかを確認します。
色鮮やかでも混じりが多く見受けられるものは良くありません。
隅々まで色調のそろった色混じりの少ない畳表を選びましょう。

その7:産地と生産者を確認します

最近の畳表は産地のほか、生産者の表示がされているものが増えております。スタイルは様々ですが、前ページの写真のように手作りのラベルや印が押してあります。
熊本県産の畳表はさらに生産者を示すタグなども付いており、国産畳表がより選びやすくなります。

他にもまだまだポイントはありますが、以上の点に気をつけながら畳表を見ると違いと良さが分かってきます。
とは言え、これを読んだだけですぐに判断できるわけではないのも事実です。
当店では実物サンプルを持ってお客様に丁寧に説明し、安心してお選びいただけるように努めております。分からない事は何でもお気軽に御質問下さい。

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