オランダゆかりの物事典

フランス

大航海時代の世界地図

意味・解説

フランスとは、西ヨーロッパにある共和制国家で、首都はパリ。ヨーロッパ本土の他に世界各地に海外領土を有する。

正式名称「フランス語:République française」「英語:the French Republic」「日本語:フランス共和国」。

オランダとのつながり

フランスの国旗(トリコロール)はオランダの国旗を模倣したものとされる。

「フランス」の呼称は、17世紀に日本と交流していたオランダ商人たちが、フランスをオランダ語で「Frankrijk」と呼んでいたことが影響を与えた可能性がある。

トリコロールが初めて国旗として使われたのは、1789年のフランス革命の時期です。3つの色は、パリ市の色である青と赤にフランス王家を表す白を加えたというのが通説になっています。

オランダとフランスは長い間つながりを持ち、歴史的な出来事にも影響を受けてきました。

ルイ14世時代にはネーデルラント継承戦争(フランスの南ネーデルラント侵攻)、仏蘭戦争、スペイン継承戦争(スペイン王の継承を巡るフランス・スペイン連合軍とイギリス・オランダ・オーストリアなどの連合軍の戦争)などがありました。

1795年、オランダはフランス革命軍に占領され「バタヴィア共和国」となります。ナポレオンが皇帝になると、1806年に「ホラント王国」となり、1810年にフランスに併合されます。

1815年、ナポレオン戦争後のウィーン会議で、ウィレム1世を国王とする「ネーデルラント王国」が成立します。これが現在まで続くオランダ王国と王室の始まりとなります。

オランダとフランスはともに欧州連合(EU)のメンバー国で、政治や経済の面で密接に連携しています。

国際問題では同じ立場をとることで協力的な姿勢が見られることがあり、ヨーロッパの物流ネットワークの一部を形成する貿易パートナーとして互いに投資やビジネスの機会を提供し、経済的なつながりが強いです。

観光地としても人気があるので多くの人がお互いの国に訪れます。特に、アムステルダムやパリなどの主要都市は観光名所として人気があり、文化交流や観光客の往来が盛んで、両国のつながりを深めています。

現在オランダとフランスは良好な関係を維持していて、政治や経済、文化の面で連携や交流が進んでいます。

オランダの歴史の概要とは