暴れる、切る、捌く、交換、二枚換え、清算
将棋用語の暴れる、切る、捌く、交換、二枚換え、清算の解説です。使い方や考え方を知り、効率的な勉強の進め方と上達法につなげてください。
暴れる(あばれる)
「暴れる」とは、形勢が苦しいときにやむを得ず攻めてもがくことです。
切る(きる)
「切る」とは、特に大駒を小駒と交換するときに使われる言葉で、「強手」と共通点があります。
捌く(さばく)
「捌く」とは、駒を交換するなどして、特に飛車と角がいい位置で活躍できるように進むことです。小駒の場合は「桂がきれいに捌けた」というように、一度にいくつも進める駒のときに使われます。「隠居」は、捌くの反対語です。
交換(こうかん)
「交換」とは、自分の駒と相手の駒を取り合うことです。「角交換」などといいます。
二枚換え(にまいがえ)
「二枚換え」とは、1枚の駒と2枚の駒を交換することです。通常は大駒1枚と、小駒2枚の交換のときに使われます。
清算(せいさん)
「清算」とは、盤上のある部分で、ぶつかっている駒を全交換して持ち駒にすることです。
参考資料
- 青野照市『「観る将」もわかる将棋用語ガイド』創元社, 2018
- 窪寺紘一『日本将棋集成』人物往来社, 1995