居玉、中段玉、中住居、端玉、入玉、右玉、玉形
将棋用語の居玉、中段玉、中住居、端玉、入玉、右玉、玉形の解説です。使い方や考え方を知り、効率的な勉強の進め方と上達法につなげてください。
居玉(いぎょく)
「居玉」とは、玉が並べた時の位置にいることで、急戦でよくみられます。「居玉は避けよ」という格言があるように、居玉での戦いは悪くなることが多いです。
中段玉(ちゅうだんぎょく)
「中段玉」とは、四~六段目の段に玉を置くことです。序盤で中段に玉が出るのは危険ですが、終盤では下段より中段のほうが寄せにくいとされています。
中住居(なかずまい)
「中住居」とは、先手なら5八に玉が1つ進んだ形で戦うことです。横歩取りの戦型によくあらわれます。
端玉(はしぎょく)
「端玉」とは、玉が端まで行くことです。相手の攻め駒から遠ざかるために端に行く場合と、追いつめられて端に行く場合があります。
入玉(にゅうぎょく)
「入玉」とは、敵陣に玉が侵入することです。お互いが入玉して詰ます見込みがなくなった場合、点数で判定します。
右玉(みぎぎょく)
「右玉」とは、居飛車で、あえて玉を右側に移動させることです。
玉形(ぎょくけい)
「玉形」とは、守備のための、玉の周りの駒の配置のことです。
参考資料
- 青野照市『「観る将」もわかる将棋用語ガイド』創元社, 2018
- 窪寺紘一『日本将棋集成』人物往来社, 1995