趣味将棋事始

銀将、成銀

銀将、成銀の呼び方や略称、基本的な動かし方や効果的な使い方などです。

銀将、成銀の特徴

守りにも攻めにも活用できる駒です。金駒と総称されることもあります。

駒の名前

「銀将（ぎんしょう）」、略して「銀（ぎん）」。

「成銀（なりぎん）」。

動き方

銀将は横、真後ろを除いた5方向に1マスずつ動けます。成り駒の成銀は、金将と同じ動きになります。

銀将

成銀

銀将、成銀の使い方や手筋

銀将は攻守に活用できる駒で、守りと攻めに1枚ずつ使うのが有効です。斜め後ろへ動けるので角と一緒に使うことが多いです。

敵陣に入って成銀になると金将と同じ動きに進化します。あえて不成を選択することも、ときに有効です。

主な手筋や効果的な指し手に「腹銀」「桂頭の銀」「割り打ちの銀」「銀挟み」があります。

腹銀（はらぎん）

「腹銀」とは、相手玉の横に自分の銀を打つことで、王手より好手になることが多い手です。「玉の腹から銀を打て」という格言があります。

腹銀の例

桂頭の銀（けいとうのぎん）

「桂頭の銀」とは、相手の桂馬の前に自分の銀を打つことで、桂馬の利きの受けと桂取りを兼ねた手です。「桂先の銀定跡なり」という格言があります。

桂頭の銀の例

割り打ち（わりうち）

「割り打ち」とは、金と金、または飛車と金が1マスあけて並んでいるとき、後ろから打って両取りにすることです。銀が多いですが、まれに角を打つこともあります。

割り打ちの銀の例

銀挟み（ぎんばさみ）

「銀挟み」とは、銀の両側を歩などで挟む手のことで、銀が斜め後ろに下がれず助からなくなることです。

銀挟みの例